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歯列矯正を正しく学ぶレッスン講座

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子供の矯正について(前編)
子供の歯について
最近、子供の顔つきが変わってきていることにお気づきでしょうか?顎のラインがほっそりとした小顔の子供が急激に増えています。顎がほっそりとして、小顔なほうが見た目はカッコいいのでは?と思われる親御さんもいらっしゃるかと思いますが、実は口の中では大変なことが起こっているのです。それは、『歯並びや咬み合わせへの影響』です。
顎が細くなったため、28本の歯が顎に入りきらず、デコボコの状態で生えてきます。また、歯並びが悪いと咬み合わせも悪くなるため、不正咬合のお子様がとても多くなっているのです。都市化された社会で暮らす子どもたちのおよそ60%が、矯正治療を必要とするだけの何らかの不正咬合を有していると言われています。

歯並びの悪さは、不正咬合につながるだけではありません。歯並びが悪いと、歯みがきが隅々まで行き届かないため、虫歯や歯周病の原因にもなります。また、食べ物を噛むさいに、特定の歯にばかり負担がかかってしまうため、その歯が傷みやすくなってしまいます。
最近では、この咬み合わせと顎の関節の働きの関係が、頭や顔、首の骨格や神経と密接に結びついて、全身に重要な影響を及ぼすことが分ってきています。従って、咬み合わせが悪く、顎のバランスが崩れてくると、全身にいろいろな悪影響を与える可能性が出てくるのです。
また、顎は毎日頻繁に動かす場所ですから、そこがズレてしまうと、知らず知らずのうちにストレスになっている場合もあります。

なぜ子供の顎が小さくなったのでしょうか?
最近の子供の歯並びや咬み合わせが、急速に悪くなってきた大きな原因の一つとして、顎の骨の成長が悪くなってきたことがあげられます。顎の奥行きが充分に成長していないまま永久歯が生えてくると、窮屈で歯がまっすぐに生えることが出来ない、というのが歯並びの悪さの原因となっているようです。

なぜ顎の骨の成長が悪くなったのでしょうか?
その理由の一つとしては、食生活の変化が考えられます。昔の食生活に比べ、現在の日本の食生活は、かなりの軟食化傾向にあります。ハンバーグやコロッケ、スパゲッティなど、火を通して軟らかく調理しているものがほとんどのため、口に入れた後もほとんど噛まずに飲み込んでしまっているのです。顎の成長は噛む行為によって促進されるため、噛む回数が減ると、顎も退化してきます。毎日行われる、何百回、何千回という噛む行為は、顎の関節や筋肉の発達にとって、とても重要なことなのです。

指しゃぶりにご注意!
開咬
開咬
赤ちゃんが口に指を加えて指しゃぶりをするのは、きわめて生理的なことです。しかし、3歳、4歳になってもまだ指しゃぶりをやめていない場合は問題です。
長い間指しゃぶりをしていると、不正咬合の大きな原因になるからです。極端な場合は「開咬」といって、口を閉じても前歯が咬みあわず、上下の前歯の間に隙間があいてしまっている状態です。これは指だけに限らず、お気に入りのタオルやぬいぐるみなどをいつも口に加えて、引っ張っていても同じことになってしまいます。日頃から親御さんが気をつけて、指しゃぶりの癖を除々にやめさせるようにしましょう。

「おかしいな?」と思ったら、まずは検診を
お子様の咬み合わせは大丈夫ですか?「出っ歯」や「受け口」、また極端な「乱杭歯」などは、親御さんの目からもすぐに分ると思いますが、見た目はそんなに悪くない歯並びで、お子様自身に特に自覚症状がない場合でも、顎の関節の歪みや咬み合わせの悪さが原因で、首や顔などの各部に影響したり、知らず知らずのうちにストレスとなっている場合があります。お子様の歯並びをチェックしてあげるのは、親御さんの役目です。年齢に関係なく「ちょっとおかしいかな?」と思われたら、矯正専門医に一度診察を受けましょう。


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