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矯正アルバム
Mikaさん 航空会社スチュワーデス 当時27歳
Norikoさん 高校在学中に開始 当時17歳
Mikaさんのケース:1年3ヶ月で終了
スタート 0日目
   
 

歯並びの凸凹を治してほしいとのことで来院。某航空会社客室乗務員、27歳。初診時の顔の正面 と横、お口の中の様子では、横顔は口唇が審美線上にあって理想的な状態といえますが、正面 から見ると歯並びの凸凹に左右差があるため、少しいびつにも見えます。

歯の配列は典型的な叢生(そうせい)状態となっています。スペースがかなり不足している状態です。矯正学的精密検査の結果、上下の前歯は、この状態で許容範囲いっぱいまで外側に出ているので、歯列弓の拡大(歯列を少し大きく広げること)でこの凸凹を解消するのは困難と判断しました。上下左右の小臼歯を一本ずつ合計四本減らして、マルチブラケット法により矯正することとしました。

2ヶ月目

1月にマルチブラケット法を開始しましたので、ちょうど2ヶ月目の様子です。仕事上金属色のブラケットは使えないので、当時最先端のセラミック製ブラケットを使用し審美性を考慮しました(今はもっと性能のいい複合材料のブラケットが使用可能です)。

この段階では歯をゆっくりしなやかに動かすため、細い形状記憶合金(ニッケルとチタンの合金)をとおして、ワイヤーの弾力が緩やかに長期間働くように治療しています。

飛び出していた犬歯を歯列内に入れ、さらに後方に移動させている段階です。歯列の正中が合うようワイヤーにスプリングを組み込んだり工夫を凝らしているのがわかるでしょうか?この辺の細かい技が治療期間の短縮や仕上がりの良さにつながります。ここまでの段階では、およそ0.5mm以内の細いワイヤーを使っています。

9ヶ月目

犬歯の後方への移動が終了し、残っている隙間を有効利用し前歯を少し内側に入れていくことにしました。この方が口元を引き締め、小顔に見え鼻の高さがより強調されるのです。ワイヤーは0.5mm以上で、形も特殊なものが使われています。唇や歯ぐきに当たらないよう、ワイヤー曲げには高度な技術が要求されます。バランスをとるために、奥歯と前歯を結ぶ輪ゴムをかけています。歯を動かすシステムの組立に細心の注意が払われているのです。

終了 1年3ヶ月目
   
 

最終仕上げを終了し、マルチブラケット装置を撤去したところ。治療開始から1年2ヶ月で歯を動かし終わりました。成人のケースとしてはきわめて短期間で終了しています。同じケースでも知識・経験・技術が足りないと3〜4年かかるのはよくあること。矯正医選びは慎重でありたいものです。

横から見ても正面から見ても、明らかに口元のラインが美しく仕上がっています。もちろん歯の配列、噛み合わせも完璧。こういう状態を見ると本当の美しさは、機能美であることが再認識させられますね。笑顔が生き生きしてきたと周りからも大好評だそうで、本人も大満足。このあとリテーナー(取り外しの簡単にできる保定装置)を使うメンテナンスも重要。幸い後戻りもなく1年半後無事に治療を終了しました。

 


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