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初診時の様子です。横顔を見ると完全に審美線から口元が飛び出していることがわかります。歯列を見ても上下の前歯が突出していることは明らかです。
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【症状】:
この症状は上下の前歯が同程度外側に反っている症状です。上だけ反っていれば上顎前突(出っ歯)、下だけ出ていれば反対咬合(受け口)になるのですが両方の症状を併せ持つと、両方とも出ていることがかえって症状を一見目立たなくしてしまい、人によっては自分は元々歯並びがいいと勘違いしやすい症状です。全く違う内容で矯正歯科を訪れた人が、検査の結果指摘される場合がほとんどですが、よく聞いてみると"唇が閉じにくい"と思っていたり"口を閉じたときの形が不自然になっている"と周りから言われていたりしています。いわゆる顔の審美線から唇が突出しているため、相対的に鼻が低く見えてしまい、口元が突出していることで顔が横からも正面
からも大きく見えてしまいます。いまの先進国の顔の見方は、顔が小さく、口元が審美線上にあり、鼻が高く目が大きい方がいわゆる美人顔と言われていますので、上下顎前突の症状を持つ人はかなり条件的に損していると思います。あなたが本来持つ美しさを最大限に引き出すためには、前歯の正しい傾斜はきわめて重要で、それが口を閉じているときのお顔のラインにまで影響を与えているのです。
【問題の解決方法】:
この症状は機能的には特に障害はありませんので、お顔の審美性に不満を感じない人は特に治療する必要はありません。人間以外の哺乳類の多くは上下顎前突症であるといっても過言ではありませんから(おサルさんの口元を想像して下さい)、気にならなければ日常生活で差し障りはないと思います。
思い切ってこの症状を改善するときには、通常上下左右の小臼歯を抜歯して隙間を作り、この隙間の分だけ上下の前歯をバランスよく内側に移動させる矯正治療をします。つまり歯並び全体を一回り小さいサイズに変更するわけです。歯が下がっても唇のたるみが取れないときには、唇を動かす筋肉を強化する練習を仕上げにすることもあります。
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